SBIネオモバイル証券でIPO投資をしてみたのでその結果と特徴、メリット・デメリットを感想を交えて書いておきます。
そもそもIPOとは?
IPOは、未上場の株を投資家に売り出して、証券取引所に上場させることです。
そしてIPO投資とは主に、抽選で買う権利が当たった株を上場して初めてつく株価、初値で売ることで利益を得ることを目指す投資法です。
統計的に利益が出やすいことが分かっていて、買ってすぐ売るだけで簡単なので人気の投資法でもあります。
ひとかぶIPOとは?
SBIネオモバイル証券のサービスで1株から申し込めるので、少ない資金で投資ができます。
申し込みにはスマートフォン用のアプリが必要で、「若年優遇」や「取引継続優遇」などの配分方法もあるので
私のような20代、30代のもチャンスがあるのがありがたいところです!
実際にやってみてどうだったか
実際にやってみた画像がこちらです↓
上場日:6月24日
初値:24日、2210円
買い:1800円
売り:1845円
損益:+45円(+2.5%)
初値からだいぶ下ですがプラスで売れました。
初値売り戦略は使えない!
実はネオモバイルのひとかぶIPOでは、初値売り戦略は使えません。
どういうことかというと、このサービスでは「初値のついた日の翌営業日」からしか売れないんです。
上の例で言うと、初値は上場日の24日に決定しましたがその翌営業日の25日以降しか売れないということです。
これでは初値の大きな利益は得られません。
注文時間と売却タイミング
単元未満株の場合、注文受付時間と約定タイミングの対応は以下の通りです↓
注文時間 | 約定タイミング |
0:00~7:00 | 当日前場始値 |
7:00~10:30 | 当日後場始値 |
10:30~13:30 | 当日後場終値 |
13:30~24:00 | 翌営業日前場始値 |
つまり、最短で売却できるのは初値のついた日の翌日の前場始値です。
(参照:公式サイトhttps://faq.sbineomobile.karakuri.ai/answer/5d8c6e2a608aed40093475cc)
どう使えばいいか
以上、述べたようにIPOの初値売りというよくある投資法はルール上できません。ではどのように使えばいいのか
以下に2つの例を挙げます。
初値が大きく上昇しそうなものに絞って申し込む
一つは初値が大きく上昇しそうなものに投資することです。かなり大きく上昇すれば翌営業日に多少下がっていても
充分な利益を得ることが期待できます。
長期保有前提で申し込む
もう一つは普通の投資のように長期的に伸びそうなものに投資する方法です。IPO投資とは離れてしまいますが投資の王道に戻る形です。
ただ、将来が期待されている注目株は初値が大きく上がることが多いので上記の方法でもいいですし、
注目されていないけど伸びることが期待されている株は、
初値以降しばらくの間公募価格を割ってしまうことも多いので(公募価格は少し高めに設定される傾向にある)
そこで買えばいいので、正直この方法は微妙だと思っています。
まとめ
ネオモバイル証券のIPOは、少額でできて当選もしやすそうだと感じた一方で、
初値売りができないなどちょっと使いづらいかなという印象です。
初心者というよりある程度自分で投資法や企業分析ができる中級者向けかなと感じます。
アプリ自体はポチポチ押していくだけで簡単にIPO申し込みできるのでその点はいいかなと思います。